大学時代、友人が住む古びた8階建てマンションを訪れた私は、不気味な雰囲気を感じつつもエレベーターで彼の部屋へ向かった。
そこで、4~5歳ほどの小さな男の子と出会い、彼のために6階のボタンを押した。
夜になり、友人と酒を飲んでいたが、午前3時に酒が切れ、買い出しに出る。
再びエレベーターで同じ少年と遭遇するが、今度は7階に行くと言い、同じように「ちゃんとでてきてくれるかな」とつぶやきながら部屋のチャイムを押した。
友人に話すと、6階にも7階にも子供は住んでいないという。
不安を抱えながら部屋で休んでいると、突然玄関のチャイムが鳴る。
勇気を出して外を確認すると誰もいなかったが、「ちゃんとでてきてくれるかな」と子供の声が響いた。
それ以来、私は二度とそのマンションには近づかなかった。
もしドアを開けていたら、何が起きたのだろう――。
怖い話:深夜のマンションで出会った不思議な少年
深夜のマンションで出会った不思議な少年
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