【東京都内】小学生低学年だった男性Aさん(仮名)が、知人宅で預けられた夜に体験した不可解な出来事について、Aさん自身が本紙の取材で語った。
事件は十数年前、東京都内の住宅街で発生。
Aさんはいまだに「恐怖と謎が解けない」と振り返る。
■「犬の散歩」が迷子のきっかけ
Aさんによると、当時両親が用事で外出するため、知人女性(以下、おばさん)の自宅に一晩預けられた。
家には柴犬が飼われており、Aさんは散歩を任された。
しかし、土地勘のない地域を歩き回った結果、道に迷ってしまったという。
「人見知りだったため、周囲の大人にも声をかけられなかった。
犬もまったく役に立たず、気づけば夕暮れになっていた」とAさんは語る。
■空き家の前で「異変」 動かなくなった犬
迷子になったAさんが、ある場所を通りかかったとき、柴犬は突然足を止め、動かなくなった。
Aさんは犬を抱きかかえて歩こうとしたが、「異様に重たく感じた」という。
立ち往生していた場所の右手には、2軒が連なった空き家が存在していた。
当時、昆虫採集に夢中だったAさんは「良い虫がいないか」と思い、犬を引きずりながら、草が生い茂る空き家の庭へ足を踏み入れた。
■「窓から女性」目撃 不気味な動作に恐怖
しばらく草をかき分けているうちに、周囲はすっかり暗くなっていた。
Aさんが顔を上げると、空き家のほとんどの窓は雨戸が閉まっていたが、玄関脇の窓だけが少し開いていた。
そこから「女性が顔を出していた」とAさんは証言する。
「顔つきは覚えていないが、目を閉じて顔を左右に振っていた。
その動きがとにかく不気味だった」
Aさんは恐怖で声も出せず、腰を抜かしかけたが、すぐに必死で空き家から飛び出した。
■「丸坊主」と「お祓い」 家族を巻き込む騒動に
その後、どのように知人宅へ戻ったかは記憶にないが、Aさんは半泣きになりながら空き家での出来事をおばさんに話したという。
話を聞いたおばさんは激怒し、Aさんをバリカンで丸坊主に。
その後、見知らぬ男性が訪れ、呪文のようなものを唱えられた。
Aさんの両親も急遽呼び出され、事態は大ごとになったという。
「それ以来、おばさんの家には一度も行っていません。
犬も帰ってきませんでした」とAさんは語る。
■「不可解体験」専門家の見解
今回のAさんの証言について、怪異現象の研究者である心理学者・田中一郎氏は「幼少期の記憶には、実体験と想像が混在することがある。
ただし、現場で何らかの異変があった可能性は否定できない」と指摘する。
また、近隣住民への聞き取りでは、該当する空き家で過去に事件・事故があった記録は確認されていない。
■「謎」は今も残る――今後の展望
Aさんは「最近になって当時を思い出したが、あの女性が何者だったのか、いまだに分からない」と語る。
今後、空き家や地域の歴史調査を進めることで、新たな事実が明らかになる可能性もある。
専門家は「子どもの不可解な体験も、地域の歴史や社会的背景と照らし合わせて検証することが重要だ」としている。
不可解な出来事は、当事者の記憶とともに、今もその地域に静かに残されている。
怖い話:小学生時代の不可解体験 空き家で遭遇した「謎の女性」とは――当事者が語る恐怖の一夜
小学生時代の不可解体験 空き家で遭遇した「謎の女性」とは――当事者が語る恐怖の一夜
📰 取材記事 に変換して表示中
読了
スワイプして関連記事へ
0%
記事要約(300文字)
ダミー1にテキストを変換しています...
0%
変換中
コメント