うちがその先生と出会ったんは、中一の春やってん。
その先生、うちらの担任で、めっちゃ明るくて元気で、全力投球って感じ!でも怒る時はガチで、机バン!って叩いて声張り上げるから、最初ビビったけど…秒で好きなったやつ♡
「この先生が担任でマジ良かった〜!」って、うちの人生でもそんな風に思えた出会い、そんなに多ないねん。
んでな、中一の後半、うちイジメられててん。
内容は今も誰にも言ってへんけど、毎日しんどすぎて、ぴえん。
けど誰にも言われへんかったんよ。
小学校のときのトラウマで、「どうせ言うても何も変わらんし」って諦めモード入ってた。
「また同じこと繰り返しやん」って思って、ただ黙って耐えてた感じ。
時間が早く過ぎてほしかっただけやねん。
で、ある日先生に呼び出されて、職員室行ったら、いつもと違う顔で待ってて。
「イジメのこと、聞いたで」
…え、誰か話してくれたんやってちょいビビりつつ、観念して全部話したん。
先生、ちゃんと頷いてくれて、眉毛しかめたり、拳ギュって握ったりしながら聞いてくれて、ガチで寄り添ってくれてる感エグかった。
「だいたい分かったわ。
アイツらにはガッツリ言うたるからな」
その一言で、うちマジ安心した。
「また話し合いとかで終わるんかな」って不安あったけど、直接ガツンといってくれるんやって分かって、正直めっちゃ嬉しかった。
でもな、次の先生の言葉で、うちの心バキバキになった。
「…なんで、黙ってたん?」
責めるとか追及じゃなくて、ほんまに呟くみたいな声やった。
うち、何も言えんくて。
「気付いてあげられんくて、ごめんな」
その声、信じられんくらい静かで優しくて、胸しんどすぎて泣きそうやった。
無理すぎて草も生えへん。
気づけへんかったんは先生のせいちゃうのに、言わんかったんうちやのに、なんか申し訳なさと優しさで何も言えんかった。
顔上げたら、先生の目にうっすら涙あって、その涙、今でも忘れられへん。
イジメはマジで一瞬で終わった。
加害者組、ガチで怒られて、それからはめっちゃ大人しかったし。
先生は、うちが「親には言わんといて」って頼んだことも、ちゃんと守ってくれてん。
「めんどいことにはせえへん」って、その気遣いが最高に嬉しかった。
最後までイケてる先生やった。
中二なってからは、先生とほぼ絡みなくなったけど、廊下ですれ違うたびに胸がキュッて痛かったなぁ。
あの時の先生の涙、うちが中学卒業した今も、ずっと心に残ってる。
てか、これからも一生忘れへんって話。
切ない話:うちが出会った「泣ける神担任」、エモすぎて一生忘れへん話
うちが出会った「泣ける神担任」、エモすぎて一生忘れへん話
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