中学生の僕は、母とデパートで買い物中に迷子になった。
人ごみをさまよっていると、トイレ付近で若い男に「雑誌の取材だけど少し時間ある？」と声をかけられる。
謝礼がもらえると期待し、ついて行くと「少年の性について話を聞きたい、個室で」と言われ、疑いもせず応じた。
最初は友達との下ネタについて質問されていたが、突然男が僕の体に触れ始め、「こうされても平気？」と試すような態度に変わった。
必死に耐えた僕に、男は興味を失ったのか急に「取材終了」と言い残し去っていった。
謝礼もなく、ただ戸惑いと恐怖だけが残る。
今思えば、あれは取材ではなかったのだと気づく。
無邪気な期待が裏切られた経験は、今も心に影を落としている。
怖い話：デパートで出会った「取材」の真実
デパートで出会った「取材」の真実
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