これは、私がまだ小学校2、3年生だった頃のことです。
かなり昔の話になります。
そのころ、家族みんなでアパートのような場所に住んでいました。
お隣には新しく新婚さんが引っ越してきて、私たちも自然と顔を合わせるようになりました。
そのご夫婦は、どちらも小学校の先生をしていて、とても優しい雰囲気の方たちでした。
私もすぐに親しみを感じるようになり、よくおしゃべりをしたり、遊びに行かせてもらったりしていました。
ある日も、いつものようにその新婚さんのお部屋に遊びに行きました。
ですが、その日の出来事は今でもはっきりとは覚えていません。
気が付くと、こたつでうとうとして眠ってしまっていたようです。
すると突然、「早く早く」という声が聞こえてきて、私はその声で目を覚ましました。
何が起きているのかと驚いていると、お二人が細いロープのようなもので私を縛ろうとしていたのです。
私はびっくりして思わず暴れてしまいました。
そのとき、奥さんが笑いながら「顔が赤くなってきたわ」と言ったのを、今でも覚えています。
私としては怖くなって、必死にその場から逃げ出して家に帰りました。
もしあのまま縛られていたら、どうなっていたのでしょうか。
今でもときどき、あの新婚の先生たちは何をしようとしていたのか、気になることがあります。
怖い話:小学生の私と優しい新婚さん、忘れられないある日の出来事
小学生の私と優しい新婚さん、忘れられないある日の出来事
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