○コンビニ店内(夕方)
N:夕暮れ時のコンビニ。
静かなBGMが流れる中、雑誌コーナーで立ち読みする青年、タカシ(22・大学生、無精髭)がいる。
(タカシ、雑誌に夢中になっている)
SE:自動ドアが勢いよく開く音
(店内の空気が一変する)
○同・レジ前(続き)
トラック運転手・ミナミ(35・がっしり体型、額に脂汗)が、顔を歪めて勢いよく駆け込んでくる。
ミナミ:(息を切らし、声を震わせて)
「ちょ!トイレ、借りッス!!」
(店員・リサ(20・新人、驚きの表情)が一瞬固まる)
リサ:(戸惑いながら)
「あ、はい、奥です…」
(ミナミ、返事も聞かずトイレに向かってダッシュする)
SE:足音、ベルトを外す音
○同・トイレ前(続き)
(ミナミ、必死の形相でドアノブを回す)
SE:ドアノブをガチャガチャ回す音
(ドアに「使用中」の札。
ミナミ、絶望の表情)
SE:沈黙
ミナミ:(怒りを抑えて、叫ぶ)
「んだらっしゃコラァァアァアアアアッ!!!」
(間。
タカシ、驚いてトイレの方を見る)
SE:轟音
(店内に異様な空気が漂う)
(トイレ前で崩れ落ちそうなミナミ、達観したように遠くを見つめる)
○同・雑誌コーナー(続き)
(タカシ、スマホを取り出し、苦笑しながら何かを打ち始める)
タカシ:(心の声・苦笑しつつ)
「…メッチャやばいから今夜はトイレから出ない方がいいって、アイツに送っとくか…」
(スマホを操作するタカシ。
遠くでミナミが項垂れているのが見える)
○コンビニ出口前
(タカシ、扉のところで一度だけトイレの方を振り返る)
N:(静かに)
この夜、コンビニは少しだけ非日常に包まれていた——。
SE:自動ドアが閉まる音
(BGM:フェードアウト)
笑える話:トイレ前の運命—コンビニで交差する一瞬のドラマ
トイレ前の運命—コンビニで交差する一瞬のドラマ
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