消えた「呪いの人形」と、子ども会に巻き起こる騒動

子ども会の役員を務める「私」は、ある日自宅に会のメンバーを招いて小さな作業を行うことに。
しかしその中には、手癖が悪いという噂のaさんも混じっていました。
和やかに時間が過ぎ、皆が帰宅した後、キッチンカウンターに置いてあった“黒人人形”が忽然と姿を消してしまいます。

その人形は、夫の義母から無理やり譲り受けた曰くつきの品。
家族の間では「呪いの人形」とまで呼ばれる存在で、なぜか手元から離れない奇妙な因縁がありました。
aさんの仕業なのか、それとも人形自身の“何か”なのか――疑念と不安が渦巻きます。

事態を重く見た夫は「警察沙汰にしたらどうするんだ」と心配し、今後aさんを家に呼ばないことに決める私。
けれど、考えれば考えるほど謎は深まるばかり。
消えた人形の行方、そしてこの不可解な騒動の裏に隠された真実とは…？

果たして、「呪いの人形」はどこへ消えたのか？ そして、子ども会の平穏は取り戻せるのか――