○オフィス・デスク(夜)
N:社会人になっても、私の心には、あの人が住み続けていた。
(主人公・アヤカ(24・静かな雰囲気)がパソコンに向かっている。
時計は23時を回っている)
SE:キーボードを打つ音、遠くで掃除機の音
アヤカ:(ため息をつきながら)(心の声)今日も、また月一のゼミ飲みに行けなかった…。
(スマホをちらりと見る)
○回想・大学ゼミ教室(数年前)
N:後悔は、いつも静かに胸を刺す。
(S・シュン(24・穏やかな笑顔)が隣に座っている。
アヤカ、シュンの横顔を見て、思わず目をそらす)
アヤカ:(心の声)伝えられなかった。
あの時、好きって。
○オフィス・デスク(夜・現在)
SE:スマホのバイブ音
(アヤカ、驚いてスマホを手に取る)
アヤカ:(小さく息を呑む)
(LINEの画面。
「ゼミ飲み来れなくて大丈夫? 仕事忙しいのかな。
今日は会えると思ってたから残念。
また会えるのを待ってるね」)
SE:LINEの通知音
(お疲れさまのスタンプが添えられている)
(アヤカ、しばらく画面を見つめている)
(BGM:ほのかに切ないピアノ)
アヤカ:(心の声)(胸に手を当てて)やっぱり、私、シュンのことが好きだ…。
(目元が少し潤む)
○帰りの電車内(終電間際)
SE:電車の揺れ、アナウンス
(アヤカ、窓の外をぼんやり眺めている)
N:会う機会が減れば、気持ちも薄れていくと思っていた。
でも違った。
(スマホを握りしめ、深呼吸するアヤカ)
アヤカ:(声を震わせて)次に会えたら…今度こそ、ちゃんと伝える。
○ゼミ飲み会場・居酒屋(数日後・夜)
(アヤカ、ドアの前で立ち止まり、深呼吸)
(扉を開けると、シュンと目が合う)
(目が合う)(慌てて目をそらすシュン)
N:これは、勇気を出すと決めた夜の物語。
(カメラ、アヤカの決意の表情にゆっくりズームイン)
(BGM:静かに高まる)
(フェードアウト)
恋愛の話:終電のホームで、好きだった君へ
終電のホームで、好きだった君へ
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