不思議な話:多摩川の河原から神社の縁の下へ――時空を越えた不思議な穴

多摩川の河原から神社の縁の下へ――時空を越えた不思議な穴

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■【起】〜日常の河原に潜む不可解な異変〜
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14年前のある日、親戚の葬式があり、年の近い親戚もいなかった私は、一人で時間を潰すため多摩川の河原を散策していました。
川と土手の中間あたりの斜面には草が生い茂り、普段と変わらない静かな風景が広がっていました。

そんな穏やかな風景の中で、私は草むらの奥に、斜め下へと続く奇妙な穴を見つけました。
穴の内部からは、かすかに光が漏れているのが見え、私の好奇心がくすぐられました。

■【承】〜興味が導く謎の入口へ〜
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その光に惹かれ、私は思い切って穴の中へと這い進みました。
約5メートルほど進んだ先で、板壁に突き当たり、これ以上進めないことに気付きます。
少し戸惑いながらも這い出してみると、そこは見知らぬ場所でした。

草むらの河原から出たはずなのに、目の前に広がっていたのは、栃木の山中にひっそりと佇む、朽ちかけた神社の縁の下。
周囲の景色も、さっきまでいた多摩川の風景とはまるで違っていました。

■【転】〜出口の先で遭遇した異界の痕跡〜
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動揺しながら振り返ると、出口の板壁には数十枚もの色褪せたお札がびっしりと貼られていました。
その不気味な光景に混乱し、恐怖に駆られた私は泣き叫びながら山を下りました。

幸いにも近くには舗装された道路があり、その道を頼りに町の交番へたどり着きました。
警察官に話しかけても、まともに取り合ってもらえず、「何が起きたのか分からない」「謎だ」としか返ってきません。
両親も同じでした。

■【結】〜時空を越えた体験と心に残る謎〜
───────

あの日見つけた奇妙な穴と、河原から神社へと繋がる不可解な体験。
その真相はいまだに解明されていません。
まるで時空を超えたようなこの出来事は、今も私の心に深く刻まれ、不思議な余韻を残し続けています。
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