○ドラッグストア・レジ前(午後)
登場人物:
ミナミ(30・明るく控えめなパート店員)
タカハシ(50代・少し照れ屋なおじさん)
カワムラ店長(40・親身な登録販売士、頼れる上司)
サトウ(40・ベテランパート、ミナミの先輩)
SE:店内BGM、小さく流れる。
レジのピッという音。
(ミナミ、レジ対応をしている。
そこへタカハシが近づく)
タカハシ:(声をひそめて、少し恥ずかしそうに)
「あのさ、ちょっと…股間がすごくかゆいんだけど、ムヒとか、よく効く薬ってある?」
(ミナミ、一瞬ぎょっとして目を丸くする)
ミナミ:(戸惑いながらも笑顔を崩さず)
「えっと…私ではちょっと分からないので、店長におつなぎしますね。
」
(ミナミ、目線でカワムラ店長を呼ぶ)
カワムラ店長:(さっとレジ裏から現れ、タカハシに近づく)
「どうされました?」
タカハシ:(小声で)
「実は…その、股間がね…」
(カワムラ店長、状況を察して微笑む)
カワムラ店長:(親しげに、そっと手招きしながら)
「よろしければ、こちらで詳しくお話を伺いますよ。
」
○ドラッグストア・事務所(同・数分後)
SE:ドアが静かに閉まる音。
(ミナミ、レジでサトウと並んでいる。
二人、ささやくように話す)
サトウ:(苦笑いしながら)
「また店長、あのパターンだね。
」
ミナミ:(小声で)
「もしかして、顔なじみのお客さんなんですか?」
サトウ:(肩をすくめて)
「さあね~」
(事務所の中から、カワムラ店長の声が漏れ聞こえる)
カワムラ店長:(ドア越し、親身に)
「それでしたら、○○という塗り薬がいいですよ。
実は僕もこの前、同じような症状で…これ、効きました。
」
タカハシ:(照れながら)
「本当に?ムヒじゃダメなんですか?」
カワムラ店長:
「ムヒはちょっと違いますね。
あと、あまりお風呂でこすらないほうがいいですよ。
」
(ミナミとサトウ、思わず顔を見合わせ、肩を震わせて笑う)
ミナミ:(声をひそめて、笑いながら)
「店長、妙に具体的…」
サトウ:(小さく吹き出して)
「さすがプロだよね。
」
(BGM:ふっと穏やかな雰囲気に変わる)
N:どこまでも親身な店長。
今日も、困ったお客さんの救世主だった。
○ドラッグストア・レジ前(数分後)
(カワムラ店長がタカハシを見送り、レジに戻る。
ミナミとサトウ、くすくす笑いながらその様子を見ている)
カワムラ店長:(得意げに)
「よし、次のお客様どうぞ!」
(ミナミとサトウ、顔を見合わせて微笑む)
SE:レジのピッという音。
(画面フェードアウト)
仕事・学校の話:レジ越しの小さな秘密~ドラッグストアの午後に
レジ越しの小さな秘密~ドラッグストアの午後に
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