仕事・学校の話:連番電話が生んだ迷惑劇場〜新入社員と謎のおば様の攻防

連番電話が生んだ迷惑劇場〜新入社員と謎のおば様の攻防

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■【起】〜連番電話番号という職場の罠〜
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以前、私が新入社員として働いていた会社では、電話番号が下1桁0から9までの連番で取得されていました(例:1000〜1009)。
そのため、毎日どの番号にも同じ会社に繋がるという、少し変わった職場環境でした。

電話応対は私の担当業務。
まだ慣れないながらも、着信があれば丁寧に応じる日々を送っていました。

■【承】〜かかり続ける謎の電話〜
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ある日、見知らぬ番号から何度も何度も電話がかかってくるようになりました。
受話器を取ると、相手は少し年配の女性。
どうやらどこかに電話をかけたかったものの、番号を忘れてしまった様子です。

「またあなたね?」と言われながらも、何度もその方から電話が来ては、同じやり取りが繰り返されました。
仕事とはいえ、徐々に困惑が募ります。

■【転】〜逆ギレの大爆発〜
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埒が明かないやり取りが続いた挙句、ついにその女性は怒り出しました。

「何でアンタがずっと電話に出るのよ!!」

と逆ギレし、私に不満をぶつけてきたのです。
私は新入社員で対応にも自信がなく、ただただ戸惑い、困ってしまいました。

会社としても「連番で番号を取得しています」と丁寧に説明したものの、なかなか理解してもらえませんでした。

■【結】〜電話の先の余韻と残る疑問〜
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結局、あのおば様が本当にかけたかった場所にたどり着けたのかは分かりません。

連番電話が生んだ小さな混乱。
今でも時々、あの出来事を思い出しては「無事に目的地に繋がったのだろうか」と、ちょっとした余韻が心に残っています。
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