ジーニーみたいなんと夜の空さんぽした話、えぐすぎん？

うちが5歳の時やで、親父の仕事の都合で田舎に引っ越してん。
そっからちょい経った頃の話やねんけど。

夜な、自分の部屋でひとりで寝てたんよ〜。

そしたらある晩、なんかめっちゃデカいアラジンのランプの精みたいな人が急に部屋現れてさ、「夜の散歩行こか」って言うてきてん。
え、待って、エモすぎん？マジで魔法使い来たやんってなった。

うち、子供やったし何も疑わんとその人の背中に乗ったんよね。
ガチでテンション爆上がり↑↑

ほんでな、その人、うち乗っけたまま隣の部屋とかスルッと通り抜けて、空まで飛んでくれはったんよ。
やばたん。
夜の町が上から見れて、マジで夢みたいでエモすぎ。

しばらくしてまたその人現れて、今度はもっと高いとこまで行こか〜って、今度は空の上に連れてってくれてん。
え、神展開すぎ。

そんでな、なんか半透明のデカい煙突みたいなんの中入って、どんどん上っていってん。
でも煙突のてっぺんにはフタあって、「この上行きたい〜」って言うたら、「まだ若いからアカン」って言われて、しゃーなし戻ることになったんよ。
しんどみ〜。

多分、夢やと思うんやけど…。
でもうち、町のことめっちゃ細かいとこまで言い当ててたらしくて、親が「え、なんでそんな知ってんの？」って激ビビりやったらしい。
えぐない？

うちは「魔法使いに連れてってもろたんやで！」って言うてんけど、親は信じてくれんかったんよね。
ぴえんすぎて泣いたって話。