「ママ友沖縄旅行」で発生した“想定外のトラブル”とその教訓――匿名女性が語る一部始終

■ママ友5人、計画的な沖縄旅行で思わぬ出来事
2023年冬、首都圏在住の30代女性Aさん（仮名）は、1年前から計画し資金を貯めてきた「ママ友5人での沖縄旅行」を実行に移した。
気の合う仲間たちとの非日常を楽しむはずだった旅が、思わぬトラブルに見舞われたことが、編集部の取材で分かった。

■地元住民との交流から一転、ホテルでの“予期せぬ遭遇”
Aさんによると、旅行初日の夜、沖縄の飲食店で地元住民と偶然交流し「少し楽しい気分になった」という。
だが、ホテルの露天風呂を貸し切った際、同じ施設に見知らぬ中年男性グループが居合わせていた。
「私たちは入浴中で無防備だった。
ママ友の一人が『今夜は楽しもうね！』と発言し、状況が飲み込めなかった」とAさんは振り返る。

■部屋に戻っても続く不可解な状況
さらにAさんらが急いで部屋に戻ると、そこにも別の男性グループとママ友が待機していた。
「『すぐに始める？』とママ友が言うのを聞き、同行した他の2人と一緒にホテルのロビーへ避難した」とのこと。
その後、スタッフに事情を説明し、別のホテルへの移動を余儀なくされた。

■“ママ友旅行”の認識にズレ
Aさんによれば、問題のママ友2人は「こういうことが目的では」と語ったという。
Aさんは「確かに下ネタを話したことはあったが、実際に行動に移す人だとは思わなかった」と困惑した心境を明かす。

■後を引いたトラウマと再訪への決意
この出来事をきっかけに、Aさんは「数年間沖縄には行けなかった」と語る。
しかし2024年、家族旅行で再び沖縄を訪れることになり、「厄落としのつもりで体験を記録した」と述べている。

■“旅先の人間関係”リスク、専門家は警鐘
観光心理学に詳しい田中久美子氏（旅行業界アドバイザー）は、「仲が良いと思っていても、価値観の違いが想定外のトラブルを引き起こす」と指摘。
特に女性同士の泊まり旅行は「事前の認識合わせが重要」と述べる。

今後、ママ友旅行やグループ旅行を計画する読者には、行動ルールや目的の擦り合わせを出発前に行うことを推奨したい。
旅の思い出を“トラウマ”にしないため、リスク管理の意識が求められる時代となっている。