仕事・学校の話:顔のない黒い影――深夜コンビニで見たもの

顔のない黒い影――深夜コンビニで見たもの

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僕は郊外のコンビニで夜勤をしていた。
駅から離れた静かな店は深夜ほとんど客が来ず、気楽な仕事だった。
しかしある日から、店の周囲を黒い影が徘徊するのに気づく。
不審者かと警戒しつつも正体は分からない。
ある晩、いつも外にいたその影が、今度はバックヤードに現れた。
物音を立てながら何かを探すその姿は、猫背で真っ黒、すすけたようで人間とは思えない。
「ない……ない……顔は……どこだ……」と呻き、首から上が血だらけで消えていた。
僕は恐怖で即座に逃げ出す。
それ以来、コンビニを辞めても、今度は家の周りを同じ影がうろつくようになった。
あの声が耳に残る。
僕は今も、顔のない何かに追われている。
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