親戚の結婚式で、新郎として登場した従兄。
レストランでの人前式には、幸せそうな新婦と家族が集う中、突然「娘の結婚式だ」と騒ぐ見知らぬ老女が現れる。
新婦の両親は青ざめて対応し、式は少し遅れて始まったが、新婦は終始にこやかだった。
実は新婦は裕福な家に養子に出されており、この老女こそ没落した実母だった。
実母は娘の結婚をきっかけに再び上流階級へ戻ることを夢見て無理を重ね、貧しさを隠すため娘を物置に閉じ込めたり、ばれそうになると知人に養子に出すなど、歪んだ愛情を注いでいた。
しかし、結果的に家族からも見放され、孤独となった実母。
控室で新婦は「あの女はいつも私を不幸にする」と語るが、今は新たな家族と幸せに暮らしている。
過去の傷を抱えながらも、前を向く彼女の姿が印象的だった。
修羅場な話：花嫁の秘密と、招かれざる母の乱入
花嫁の秘密と、招かれざる母の乱入
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