新人歯科スタッフ、出勤時の「ビキニ姿」で波紋　職場で何が起きたのか

■新人スタッフ、異例の服装で出勤
6月某日、東京都内の歯科医院で、入局から1週間ほどの新人女性スタッフがビキニ姿で出勤するという出来事が発生した。
勤務先によると、女性は上半身にビキニ、下半身にはデニムのショートパンツを着用していたという。

■「洗濯機の故障が原因」と説明
女性スタッフは、同僚から服装について問われた際、「突然洗濯機が壊れ、着るものがなかった」と説明した。
しかし、関係者によれば、その日、彼女は前日よりも明らかに日焼けしていたことから、「直前まで海に行っていたのでは」との見方が広がった。

■職場内に広がった驚きと困惑
歯科医院の医局員は「一瞬、状況が理解できず、職場中がざわついた」と振り返る。
院内では「社会人としての規範意識が問われる事態だった」との声も上がった。
結局、女性スタッフはその日のうちに退職することとなった。

■専門家「職場のドレスコード、明文化が必要」
職場の服装トラブルについて、労務管理の専門家である佐藤健一氏（社会保険労務士）は「近年、職場の多様性が尊重される流れがあるものの、医療機関などサービス提供側は一定のドレスコードを明文化し、従業員に伝えることが重要だ」と指摘する。

■今後の課題と展望
今回のケースは、職場の規範意識と個人の自由の線引きについて、改めて考えさせられる事例となった。
医療現場における適切な服装の在り方や、突発的なトラブル時の対応マニュアルの必要性が浮き彫りになっている。
今後、各現場で規則の見直しや職員教育の強化が求められるだろう。