ある日、事務所に見知らぬおじいさんがふらりと入ってきました。
その方は、入れ歯が少しフガフガしている様子で「こんにちは」と優しく挨拶してくれました。
すると、当たり前のように社員の机の隣に腰を下ろし、年配の社員と自然に話し始めたのです。
他の社員たちもその様子に気づいていましたが、みんな仕事に集中していたためか、ほとんど気に留めていないようでした。
「この人は誰だろう?」と一瞬思いましたが、「おそらく会社のOB(元社員)なのかな」と考え、私もまた仕事に戻りました。
そのおじいさんは、隣に座っていたアルバイトの女の子の肩を軽く叩き、「お茶!」と一言、お願いしたのです。
さて、後になって分かったことですが、実はその方は本社の社長だったのです。
私は支店で採用されたばかりだったので、社長のお顔をその時初めて拝見しました。
あんなにお疲れのご様子のご年配の方が社長だったとは、本当に驚きました。
そして、社員たちが社長に対してあまり関心を示していない様子にも、少しびっくりしてしまったのでした。
仕事・学校の話:思いがけない訪問者と会社の意外な一面
思いがけない訪問者と会社の意外な一面
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