マジ八尺様とか激ヤバ！田舎でガチでぴえん体験した話☆

うちの親父の実家、うちから車で2時間弱とか超遠いんだけど、田舎の農家の雰囲気マジで好きで、高校生デビューしてからバイクでブイブイ行ってたんよ、夏休みも冬休みもソロでよく行ってたぽよ☆じいちゃんとばあちゃんも毎回ウェルカムで、マジ家族って感じでエモかった。
でもさ、高3なる前に行ったのがラストで、それから10年以上ガチ行ってないんだよねぇ～。
てか、行きたくても行けなかったって感じ。
理由、マジでヤバいから聞いてほしい。


春休み入ってすぐ、天気バリ良かったからバイクでじいちゃん家まで行ったの。
まだ寒かったけど、広縁で日向ぼっこしてたらマジぽかぽかで、爆リラックスしてたらさ、突然「ぽぽ、ぽぽっぽ、ぽ、ぽっ…」みたいなキモい音聞こえてきて、え、何事？ってなったん。
てか、人間の声っぽいけど、濁音と半濁音の狭間みたいな、謎ボイス。


なにこれエグくない？って思ってたら、生垣の上に帽子がチラ見え。
てか、上に置いてあるんじゃなくて、帽子が横移動してくの、マジでホラーｗ　垣根の切れ目に女の人出現！帽子はその人のだったパターン。


女の人、白ワンピ着てて乙女感出してたけど、生垣2mくらいあるのに頭出てるとか、身長どうなってんの？モデル越え？ってレベルで、ガチ鳥肌。


え、マジ無理…って思ってたら、その女またスライドして消えたし、帽子も消失、「ぽぽぽ」も無音になってて、リアルでゾワる。


その時は「背高すぎ女、厚底ブーツか男の女装でしょｗ」くらいにしか思わんかったけど、居間でじいちゃんばあちゃんに「さっきデカ女見たｗ男の女装かも？」って報告したら、「へぇ〜」くらいのゆるリアクションだったのに、「垣根より背高かったし、帽子で『ぽぽぽ』とか変な声してたんだけど」って言った瞬間、二人ともカッチカチにフリーズ。
時止まったんかと思った。


そっからじいちゃんガチギレ顔で「いつ見た？どこで？どれくらい高かった？」って質問攻め。
圧がヤバすぎて泣きそうｗ 全部答えたら、じいちゃん黙って廊下の電話直行、どこかに電話かけだして、引き戸閉まってるから内容聞こえんし、ばあちゃんはガチで震えてて、見てるこっちもしんどみMAX。


じいちゃん電話終えて戻ってきて

「今日は泊まってけ、てか帰すわけにいかなくなった」

とか、意味深発言。
え、うち何したん？ってガチ焦り。
自分から見に行ってないし、あの女が勝手に出てきただけやん！って必死に脳内会議。


そしたら

「ばあさん、後頼む。
俺はKさん迎えに行ってくる」

って言い残して、軽トラで疾走。
ばあちゃんにドキドキしながら聞いたら

「八尺様に魅入られちゃったっぽい。
じいちゃんがなんとかしてくれるから、心配すんな」

って、声も震えてるし、マジぴえん通り越して病むレベル。
ばあちゃん、じいちゃん戻るまでポツポツとヤバ話してくれた。


この辺「八尺様」っていう激厄介なヤバ女いるんだって！名前通り八尺（2m超えｗ）のデカ女で、「ぼぼぼぼ」とか男声で謎笑いかますらしい。
喪服の若女、留袖ババア、作業着の年増…とにかく見た目バラバラだけど、共通して高身長＆頭に何か被ってて、激キモボイス。
旅人についてきたとか噂あるけど、真偽不明。
昔は×村、今は○市の一部だけど、この区画内に地蔵で封印されてて外には行けない設定。
八尺様に魅入られると、数日で取り殺されるとか怖すぎだろ…。
最後の被害は15年前らしい。
地蔵で封印ってのも、八尺様が移動できる道が限られてて、その道の村境に地蔵置いてブロックしてるんだって。
東西南北、計4ヶ所。
なんでそんなことになったかは水利権とか村の協定絡みらしい。
被害ペースも数年～十数年に1回で、昔の人も「まぁこれで得ならOK」みたいなノリだったっぽい。


話聞いてもリアル感ゼロで、マジで都市伝説かな？って思ってたら、じいちゃんがKさん（めちゃ年配ババア）連れて帰宅。


「これはエグいことなったね。
とりまこれ持っとき！」

って、お札くれたし。
その後、じいちゃん＆Kさんで二階へGO。
ばあちゃんはガチ付き添いで、トイレ行くときもドア全閉禁止とか、逆にこっちが無理ゲー。
ようやく「これ、マジでヤバ案件じゃね？」って実感してきた。


で、二階の部屋入れられたけど、窓は新聞紙でガッチリ塞がれて、お札ペタペタ、四隅に盛塩。
謎の木箱（祭壇ぽいけど、クオリティ低ｗ）にミニ仏像。
なぜかおまる2個もあって、コレでトイレ済ませろってこと？エグすぎ。


「もうすぐ日暮れるから、明日朝7時まで絶対外出んな！俺もばあさんも呼ばないし、話しかけないから。
7時なったら自分で出てOK。
家には連絡しとくから」

ってじいちゃんガチトーンで言うし、うちも「りょ」しかできん。
Kさんにも

「今言われたこと、マジ守って。
お札肌身離すな。
何かあったら仏様の前でガチお願いしなさい」

って言われて、TVはOKだけど、気持ち落ち着かんし。
ばあちゃんがくれたおにぎり＆お菓子も食べれんで、布団でガクブル。


それでも寝落ちしたっぽくて、起きたら深夜番組で、時計見たら午前1時すぎ。
なんかエグい時間ｗ って思ってたら、窓ガラスをコツコツって叩く音！小石じゃなく、手でコツコツって感じ。
風のせい？誰かいる？って自分に言い聞かせてたけど、無理ｗ　お茶飲んで気を紛らわせたけど、やっぱ無理ゲー☆テレビの音爆上げして誤魔化してたら、じいちゃんっぽい声。


「おーい、大丈夫か？怖かったら無理すんなよ」

え、来てくれた！？ってドア近づいたけど、思い出す忠告…そしたらまた

「どうした？こっちおいでよ」

じいちゃんそっくりだけど、なんか違う！直感で「これじいちゃんじゃない」って全身鳥肌MAX。
ふと盛塩見ると、上だけ黒く変色してて、マジでえぐい。


慌てて仏像の前でお札握りしめて「ガチで助けてください」って必死にお祈りスタート。
その時

「ぽぽっぽ、ぽ、ぽぽ…」

あの声、再来。
窓ガラスもトントン鳴り出して、もうマジムリ。
背高くないってわかってても、下から手伸ばして窓叩いてるイメージしか湧かんくて、病み。


できることは仏像に祈るだけ。
とにかく一夜が超長く感じたけど、朝はちゃんと来た。
テレビは朝ニュース流れてて、画面隅で7:13表示。
ガラス叩く音も、あの声も気づいたら消えてた。
たぶん途中で寝落ちか気絶したっぽい。
盛塩はさらに黒化。


念のため自分の時計見たら同じ時刻だったから、ビビりながらドア開けたら、ばあちゃんとKさんがガチ心配顔で待機。
ばあちゃん「よかった…」って涙とか、うちももらい泣き。
下に降りたら親父も来てたし、じいちゃんは「早く車乗れ！」って外で叫んでるし、庭にはどっから持ってきたん？ってくらいワンボックスバン1台。
庭にいた男たちも乗り込んで、計9人でバンにIN。
うちは中列真ん中でKさん助手席。
ガチ鉄壁フォーメーション。


「大事になったな。
気になるかもだけど、今から目閉じて下向いてな。
うちらには見えないけど、お前には見えちゃうから。
OKって言うまで目開けんなよ」

右のオジさん（50代？）から指示。
じいちゃんの軽トラ→バン→親父の乗用車の車列で激ゆっくりドライブスタート。
たぶん時速20kmも出てなかったｗ

Kさんが「ここが踏ん張りどころ！」って呟いて、謎のお経タイム。


「ぽっぽぽ、ぽ、ぽっ、ぽぽぽ…」

またきた、あの声…。
お札握りしめて目閉じて下向いてたけど、つい薄目で外チラ見しちゃって、白ワンピが車と並走してるのガチで見えた。
大股歩きで追いついてるの？頭は窓の外で見えないけど、車内覗き込みそうに頭下げてきて、思わず「ヒッ」て声出た。


「見るな！」

隣の人ガチトーンで注意。
慌てて目ギュッて閉じて、お札も握力MAX。


コツコツコツ…ガラス叩く音もスタート。
男たちも「えっ」って短く声出してて、見えなくても音は聞こえちゃうっぽい。
Kさんのお経もボリュームアップ。
やっと声と音が消えた時、Kさん「うまく抜けた！」って言って、男たちも「よかったな！」って安堵。
道が広くなったところで車止まって、親父の車に乗り換え。
じいちゃんと親父が男たちに頭下げてる間、Kさんが「お札見せて」って。
見たら、お札全体が黒くなってて、Kさん

「もう大丈夫だと思うけど、念のためこれ持っとき」

って新しいお札くれた。
で、親父と自宅に帰還。


バイクは後日じいちゃんと近所の人が届けてくれた。
親父も八尺様のことガチ知ってて、子供の頃、友達が魅入られて亡くなったとか話してくれて、他の土地に逃げた人も知ってるって。
バンの男たちはじいちゃんの一族関係で、薄いけど血縁ある人ばっか。
じいちゃんも親父もガチ身代わり覚悟だったらしい。
伯父は一晩で来れなかったから、すぐ集まれる人オンリー。
夜より昼の方が安全ってことで、一晩部屋軟禁されてた。
説明も受けて「もうあそこ行くな」ってガチ釘刺された。
家に戻ってから、じいちゃんに電話で聞いたら「あの夜声かけてない」って断言されて、やっぱあれヤバいやつだわ…って背筋ゾワゾワした。


八尺様の被害、成人前の子供・若者が多いらしくて、極度の不安で身内の声したら、つい信じちゃうらしい。
マジ、怖すぎ。


それから10年経って、記憶も薄れてた頃、マジ笑えない後日談。


「八尺様を封じてた地蔵が壊された。
それもお前の家の道のやつ」

って、ばあちゃんから電話。
じいちゃんは2年前に他界してて、葬式もNGだったし、寝たきりなってからも絶対来るなって言ってたらしい。
今となっては迷信って思い込みたいけど、「ぽぽぽ…」の声思い出すと、ガチ病みそう。