高校3年のある日、私は図書館で本を借りた際、中に「こんにちわ」と手書きのメモを見つける。
翌週、別の本からも「このまえのよんでくれましたか」と続き、以後、借りる本ごとに私宛てのメモが挟まれるようになった。
その内容は私の日常を把握しているかのようで、学校外での出来事まで記されている。
誰か特定できず不安を覚えつつも、三ヶ月が経過。
ついに友人へ相談し、「もうすぐ卒業だから読めなくなる」と返事のメモを残す。
やがて本を借りると、「わかった。
ばいばい。
」という最後のメッセージが届き、それ以降、メモは消えた。
日常の中に突然現れた小さな謎が、静かに幕を閉じる。
不思議な話：図書館で始まった、謎のメモとの静かな交流
図書館で始まった、謎のメモとの静かな交流
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