アメリカの企業に勤務する日本人女性が、自身の誕生日に同僚たちからサプライズを受け、職場のデスクが劇的に装飾された出来事があった。
関係者への取材で明らかになった。
■デスクが一変 大胆な装飾で祝福
出来事が起きたのは2024年某日、米国東部にあるIT企業のオフィス。
出勤した女性社員Aさん(仮名)は、自身のデスクが「見たこともないほど華やかに」変貌しているのを目の当たりにしたという。
Aさんのデスク周りには、ネット上で見つけたビキニ姿の女性とAさんの顔写真を合成したポスターが、厚紙に貼り付けられ、天井から吊るされていた。
椅子には黒のベルベット生地にピンクの縁取りが施されたカバーがかけられ、机にはカラフルなスパンコールが散りばめられていた。
さらに、パソコンはピンクのボア生地で縁取られ、ヘリウムガス入りの風船がPCに糸で結ばれ浮かんでいたという。
■同僚のメッセージと手作りケーキ
Aさんは同僚たちから、メッセージが書き込まれたバースディカードを受け取り、手作りのカップケーキも振る舞われた。
仲の良い同僚からは蘭の鉢植えも贈られ、最後にはオフィス全員で「ハッピーバースデー」を合唱した。
Aさんは「アメリカではこうした誕生日の演出は珍しくないと聞いていたが、実際に自分のデスクがここまで装飾されているのを見て驚いた」と当時の心境を振り返る。
「面白いので、そのまま一週間ほど飾っておいた」とも明かした。
■アメリカ企業に根付く“職場での誕生日文化”とは
米国の企業文化に詳しい人事コンサルタントのB氏によると、「アメリカでは、職場での誕生日サプライズはチームビルディングや従業員のモチベーション向上を目的として、一般的に行われている」という。
「日本ではまだ珍しいが、アメリカでは上司や同僚が派手にデスクを飾ったり、私物をユーモラスに演出したりする習慣が根付いている」と解説する。
■今後の展望と日本企業への影響
近年、日本企業でも従業員のエンゲージメント向上が課題となっている。
B氏は「こうした社員同士の交流や、遊び心ある演出が、組織の活性化や離職防止につながる可能性がある」と指摘する。
一方で、プライバシーや個人の好みに十分配慮する必要もあるとの声もある。
職場での誕生日サプライズは、単なるイベントにとどまらず、企業文化や働き方の多様性を映す鏡でもある。
今後、日本でもこうした取り組みが浸透するのか、注目される。
仕事・学校の話:アメリカ企業で誕生日サプライズ 職場が華やかに変貌した一日を取材
アメリカ企業で誕生日サプライズ 職場が華やかに変貌した一日を取材
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