子―ねぇお父さん、人間にはどうしてホクロってあるの?
父―いい質問だね。
実はね、この宇宙も、神様のホクロのひとつに過ぎないんだよ。
つまり、神様の体にはたくさんの宇宙(うちゅう)がある、ということなんだ。
子―へぇ、じゃあ、ぼくたち神様のホクロの中に住んでいるの?
父―そうなんだよ。
そしてね、私たち自身のホクロも、それぞれが小さな宇宙だと考えられるんだよ。
子―ええっ!?これ全部宇宙なの!?
父―そうなんだ。
たとえば、気が付かないうちにホクロが増えていることがあるだろう?
子―うん、あるある。
父―あれはね、いわゆる「ビッグ・バン」(宇宙のはじまりの爆発)のようなものなんだ。
今こうして話している間にも、新しい宇宙や命が、私たちの中で生まれているんだよ。
すごいと思わないかい?
子―ふーん。
じゃあ、おでこの大きなホクロを「かっこ悪い」って理由で取っちゃったお父さんは、最低の人間なんだね。
父―…
子―最低の人間なんだね。
父―…
子―無職かつ最低の人間なんだね。
父―無職は関係ないんじゃないかな?
子―寝るね。
おやすみ。
父―なぁ、無職は関係ないんじゃないかな?
笑える話:やさしく語る、ホクロと宇宙と家族のふしぎなお話
やさしく語る、ホクロと宇宙と家族のふしぎなお話
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