仕事・学校の話:先輩とキックボード、思い出の一日とその後のご縁

先輩とキックボード、思い出の一日とその後のご縁

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新人だった頃の思い出です。

ある日、三年先輩のTさん(女性)と一緒に帰ろうとしていたときのこと。
ちょうどそのとき、通りがかったベテラン社員のKさん(男性)が、Tさんが手にしていたものに興味を示されました。

それは、当時とても流行していたキックボードでした。
新しいもの好きなTさんは、通勤に使っていたのです。

―「俺、これ乗ったことないんだよな」とKさん。

―「じゃあ、乗ってみます? ここで」とTさん。

Tさんは冗談のつもりだったようですが、Kさんはなんとキックボードを手に取ると、そのままオフィス内を滑走し始めたのです!

突然の出来事に、Tさんは呆然。
私も驚いてしまいました。

口をぽかんと開けてKさんを見つめるS部長……。
その様子も、今でもはっきり覚えています。

そして、Kさんは社内の狭い通路をあっという間に駆け抜けると、まるで何事もなかったかのようにキックボードをTさんに返し、自分のデスクへと戻っていきました。

それから数年後、Kさんご本人にこの出来事について聞いてみたのですが、「そんなことあったっけ?」とのこと。
きっと、当時は残業続きでお疲れだったのかもしれませんね。

ちなみに、この「数年後」とは、KさんとTさんの結婚式の二次会でのことでした。

実は、当時からお二人はお付き合いされていたそうで、今でもとても仲の良いご夫婦です。
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