元恋人と再会、結婚式で生まれた「復縁」の瞬間を取材──大学時代の４年越しの思いとは

元交際相手との「偶然の再会」が人生を大きく動かす──6月上旬、都内で行われた友人の結婚式で、ある女性Aさん（30代・会社員）は、大学時代に４年間交際し、就職を機に別れた元恋人Bさんと再会した。
「別れた理由は些細な価値観の違いだった」とAさんは語るが、この日、二人の関係に新たな展開が生まれた。

■結婚式で再会──変わらぬ姿に安堵
Aさんによると、結婚式には学生時代の友人や知人が多く出席していた。
その中に、事前に出席が分かっていた元恋人Bさんの姿もあった。
Aさんは「少し気が重かった」と心境を明かす。
一方で、「再会を密かに楽しみにしている自分もいた」とも振り返る。
披露宴でBさんを見つけたAさんは、その変わらない様子に安堵したという。

■周囲の話題が「過去の恋愛」に及ぶ
披露宴の中盤、周囲の友人らが「そういえば、AさんとBさんは昔付き合っていたよね」と話題を振った。
Aさんは「場をやり過ごそうとテラスに出て、一人でカクテルを手にした」と状況を語る。
その際、Aさんは「別れた理由は今思えば些細なことだった」と当時を回想したという。

■元恋人からの「復縁宣言」
テラスで一人になっていたAさんのもとに、Bさんが現れた。
「元気してた？」と声をかけられたAさんは、驚きつつも「うん、まぁ」と返答するのが精一杯だったと振り返る。
さらにBさんは「別れてから何人かと付き合ったけれど、お前といる時が一番自然だった。
やり直したいと思って、今日来たんだ」と率直な思いを打ち明けた。
Aさんは「友人の結婚式で何を言ってるの？」と笑いながらも、内心では嬉しさがこみ上げてきたという。

■二人の距離の変化と今後
最終的にAさんも「私もそう思っていた」と打ち明け、二人の距離は一気に縮まった。
Aさんは「まさかこのタイミングで、もう一度やり直そうという話になるとは想像していなかった」と話す。

■専門家の見解──「再会がもたらす心理的効果」
恋愛心理に詳しい臨床心理士の田村明子氏は「共通の友人のイベントなど、非日常的な場での偶然の再会は、お互いの過去を肯定的に見直すきっかけとなる。
式という祝祭的なムードが、素直な感情表現を後押しした可能性が高い」と分析する。
また「過去の恋愛に再度向き合うことで、今後の二人の関係性がより成熟したものになることも期待できる」と述べた。

今後、AさんとBさんがどのような道を歩むのかは未定だが、「偶然の再会」が人生にもたらす変化に、多くの人が注目している。