スカッとする話:思わぬ夜の出来事と心温まるクリスマスプレゼント

思わぬ夜の出来事と心温まるクリスマスプレゼント

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武勇伝というほど大げさなものではありませんが、ある晩にちょっとした出来事がありました。

その夜、細い山道を夫と車で走っていたときのことです。
すると、後ろからハイエース(大きめの車)が近づいてきました。
まるでカブトムシのツノのように、かなり強引に車間を詰めて煽ってくるのです。
道を譲りたくても、もう少し先の避難帯(安全に停車できる場所)まで進まなければなりません。
クラクションも何度も鳴らされ、どんどん距離を詰めてくるので、夫はやむを得ず車を停めることにしました。

私は緊張しながら、その様子を見守っていました。
すると、後ろの車から棒を持った男たちが降りてきて、私たちの車のドアを蹴ったのです。
ですが、夫が勢いよくドアを開けると、彼らはバランスを崩して転倒してしまいました。
夫はその場で仁王立ちとなり、状況をしっかりと受け止めていました。
ちなみに夫は外国人で、身長185センチ・体重110キロの大柄な体格です。
過去には重量挙げで世界大会に出場したこともあるほどの人なんですよ。

男たちは驚いた様子で、「すいません!すいませんっ!」と小さくなって謝ります。
夫が「ドア蹴ったよね?」と静かに問いかけると、「すいませんっっ、これ、修理代ですっ」と言いながら、一万円札を差し出してきました。
夫が「いらないよっ!」と断ると、彼らはその一万円を車内に投げ込んで、慌てて逃げ帰っていきました。

その後、夫は何事もなかったかのように車を発進させ、後ろの車ももうついてくることはありませんでした。
車内に残った一万円は、近所の養護施設へ、クリスマスプレゼントとしてホールケーキを2つ寄付することに。
まさかの出来事でしたが、思いがけない形で素敵なクリスマスプレゼントになったね、と笑い合いました。
読了
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