「20年前の廃道探索で異常建造物を発見」―元大学生3人が語る不可解体験の全貌

■謎の巨大建造物と異様な風景――20年前の廃道探索で何が起きたのか

約20年前、関東地方の山間部で、大学生3人が廃道探索中に「異常な建造物と奇妙な現象」を体験したという証言が寄せられた。
本紙は当時現場に居合わせた元大学生の証言をもとに、事件の全貌を取材した。

■廃道探索中の異変　3人の大学生が体験

2000年代初頭、都内の大学に通っていたA氏（仮名）は、友人のK氏、S氏と共にドライブや廃道探索を趣味としていた。
ある日、K氏が新たに発見したという廃道へ、3人はK氏所有の四輪駆動車で向かったという。

現場は大学から車で約30分の山道。
使われなくなった細い道の入口は金網で簡単に封鎖されていたが、K氏が工具を使い内部へ進入した。
「当時は違法行為という認識は薄かった」とA氏は語る。

トンネルを抜けた先で、彼らは異様な光景に遭遇する。
道の出口には鳥居が建てられ、その先には祠のような建造物が点在していた。
さらに進んだ先には「巨大な茅葺きの建物」が突如として現れたという。

■巨大建物内部で見たもの　証言から浮かぶ異常性

A氏の証言によると、建物の内部は広大で、極端に太い柱が林立。
その柱には「御札と人間の耳らしきもの」が打ち付けられていたという。
3人は恐怖から建物外へと逃げ出したが、裏手には「無数の蝋燭が並び、周囲の空気は不自然な静けさに包まれていた」と話す。

S氏は「太陽の位置が通常と異なっていた」と指摘し、3人とも現実離れした感覚を覚えたという。
危険を感じた彼らは直ちに車へ戻り、元来た道を引き返した。

■その後の変化と行政の動き　現場は封鎖

国道に戻ると、夕暮れが迫っていたことで「現実に戻った」とA氏。
以降、3人に目立った異変はなかったという。
しかし、数日後に現場を再訪すると、廃道の入口は「頑丈な門」で封鎖されていた。
行政による封鎖とみられるが、詳細な経緯は不明である。

■背景と考察　超常現象の可能性は？

廃道や山間部には、過去の宗教施設や集落跡が存在するケースも多い。
民俗学者の佐藤一郎氏（仮名）は「耳の奉納は特定の伝承や呪術の一形態であり、建造物の規模から何らかの祭祀施設だった可能性がある」と分析する。

一方、地元自治体への取材では「当該地域にそのような大規模施設の記録はない」という回答が得られた。
封鎖措置についても「安全管理上の措置であり、特段の事案は認知していない」と説明する。

■今後の展望と読者への問いかけ

証言者らは現在も「当時の出来事の真相」を突き止められていない。
佐藤氏は「類似の体験や情報があれば、学術的にも貴重な資料となる」と話す。
現場は現在も立入禁止の状態が続いている。

不可解な体験を語る元大学生たちの証言は、地域の歴史や民俗、あるいは未解明の現象に新たな示唆を与えるものだ。
今後の調査や類似事例の発掘に期待がかかる。
あなたの周囲にも、未解明の「異界」は存在していないだろうか。