大学時代の廃道探索で体験した不可解な出来事――Q&Aで読み解く怪異の一夜

Q1. この話はどんな内容でしょうか？
A1. これは、20年ほど前に大学生だった筆者と友人たちが、使われなくなった山道（廃道）を探索した際に、現実離れした奇妙な体験をした物語です。
不可解な現象や異様な建物に遭遇し、今もその出来事の正体が分からないまま心に残っています。

Q2. 主な登場人物は誰ですか？
A2. 主人公である「俺」、そして同じく目的のない日々を過ごしていた友人の「K」と「S」の3人です。
Kはジムニーという車を持っており、3人でドライブや探索をしていました。

Q3. いつ、どこで起きた話でしょうか？
A3. 舞台は20年ほど前、主人公たちが大学生だった頃のことです。
大学の近く、車で30分ほどの山中にある、普段は使われていない廃道が物語の中心となります。

Q4. どうして廃道を探索することになったのでしょう？
A4. 当時、主人公たちは目標もなく、ただドライブを楽しむだけの日々でした。
しかしその遊びにも飽き、普段行かないような場所――廃道――の探索という新たな刺激を求めて出かけることになりました。

Q5. 具体的にどんな出来事が起こったのですか？
A5. 新しい廃道を見つけたKの提案で3人は探索を開始。
道は最初こそ整備されていたものの、トンネルを抜けた先で鳥居や祠、巨大な茅葺き建物など不気味なものに遭遇。
建物の中には御札と人間の耳が打ち付けられた太い柱、裏手には無数の蝋燭が並び、異常な雰囲気に包まれていました。

Q6. その時、主人公たちはどのように感じていたのでしょうか？
A6. 最初は冒険心と好奇心が勝っていましたが、鳥居や祠、異様な建物を目にしたことで不安と恐怖が徐々に高まります。
特に建物の中で御札と耳を見つけた瞬間、恐怖が頂点に達し、慌てて逃げ出しています。

Q7. 最も重要な転換点はどこだったのでしょうか？
A7. クライマックスは、巨大な建物の内部で御札と人間の耳を発見し、さらに裏手に並ぶ無数の蝋燭や太陽の位置の異常さに気づいた時です。
その瞬間、「ここにいてはまずい」と直感し、3人は急いで車に戻り逃げ出す決断をします。

Q8. その後、どうなったのでしょうか？
A8. 3人は無事に国道まで戻ることができました。
特に身体的な異変は起きませんでしたが、後日その廃道の入り口は頑丈な門で封鎖されており、主人公たちはもう二度とその道に入ることはありませんでした。

Q9. この話から学べることは何でしょうか？
A9. 知らない場所への好奇心や冒険心は大切ですが、得体の知れない場所には思わぬ危険や説明できない出来事が潜んでいる可能性もあります。
軽い気持ちで立ち入ることのリスクを忘れてはいけないという教訓が得られます。

Q10. もしあのとき、さらに探索を続けていたらどうなっていたと思いますか？
A10. もし異常に気づかず探索を続けていたら、より深刻な危険や不可解な現象に巻き込まれていたかもしれません。
どこか現実とは異なる場所に迷い込んで戻れなくなっていた可能性も否定できません。
この体験は、「引き返す勇気」も大切だと教えてくれます。