笑える話:呪いの手順を始めるとき

呪いの手順を始めるとき

呪いの真書を手に入れた。
ページを開くと、最初にこう書かれている。

―これに従えば呪いは成就するが、手順を間違えれば呪いは自分に返る。
それでもあなたは実行しますか?

勿論だ。
許せない奴がいるからこそ、この真書を手にしたのだ。

俺は呪いの手順に取りかかる。

―まず目を閉じて、呪いたい相手の顔を思い浮かべる

忘れるわけがない。
奴の顔が脳裏に浮かんだ。

次は…

―どんな呪いをかけたいのかを具体的に思い描く

思いつく限りの苦痛を与えてやる。

そして、最後の手順だ。

―目を開ける
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